八代卯月

基本データ

性格はまっすぐで短気、少し素直ではないところがある。
また感情を制御することが不得手なため、仕事中でも我を忘れてしまうことがしばしばある。
幹部昇進を夢見て、仕事に熱心に取り組んでいるが、いささか手段を選ばない面もある。
同僚の狩谷とつるむことが多く、たびたびラーメンを賭けてゲームをしている。
幹部の虚西充妃に憧れている。

詳細

登場したばかりの頃は、冷酷な面が目立っていましたが、物語が進んでいくうちにどんどん人間臭く、可愛らしさの現れたキャラクターです。
ヨシュア編では狩谷とマブスラを楽しむシーンがあります。

日々幹部になることを目標に、切磋琢磨しています。
また仕事にもこだわりがあり、楽な仕事よりも、やりがいのある仕事を常々望んでいます。

虚西に『総合ポイントにおいて、幹部クラスにも引けをとらない優秀な死神』(2)と言われているため、戦闘能力はかなり高い部類のようです。
卯月はすぐ感情的になるのが玉に瑕で、参加者の挑発に乗ってしまうこともしばしば。
そして幹部になるために足りない要素は、『広い視野で周りを観察する余裕』です。

卯月に余裕がないのは、狩谷と対等になりたいという、焦りがあったからです。
一緒にいる時が多かった狩谷と卯月は、周りから比べられることもあったかもしれません。
比べられなくても、仕事熱心な卯月は、狩谷との力量差に気付いていたと思います。
もしかしたら、狩谷がスカウトされてるのを、薄々気付いていたのかもしれません。
力量差にコンプレックスを持っていた卯月は、その差を埋めようと思い、努力してきました。

しかし、彼女のコンプレックスに気付いていた虚西に、利用されることになってしまいます。
自分に憧れていて同僚にコンプレックスを感じていた卯月は、虚西にとって都合のよい手駒だったのかもしれません。
ビイト編2日目で虚西の指令を受けた後、彼女に『狩谷が幹部として申し分ない実力を持ち合わせているにも関わらず、何故か今の立場に甘んじている』ことを吹き込まれたのでしょう。
さらにこの時、虚西は卯月のプライドを刺激するようなことを言って、煽ったのかもしれません。
卯月は『自分に気を遣って、狩谷は幹部にならないのか』と思い至るのです。

その結果、なりふり構わず強引にゲームを進め、自爆する形でゲームに敗れてしまいました。
しかも最後には、虚西に信頼されていなかったことまで知ってしまい、ショックを受けてしまうのですが、卯月が成長する大きなきっかけとなりました。

がむしゃらに幹部を目指していた時と違い、『やりがいを持って仕事できるような渋谷に変える』という目標と、『広い視野で周りを観察する余裕』ができました。
ほとんどの幹部は、今回の騒動で消滅してしまいましたが、成長した卯月達が次世代の幹部を継いでくれると信じでいます。

引用元
(1)ノイズレポート No.81 ヤシロ ウヅキ、No.82 ヤシロ ウヅキ (暴走)
(2)ビイト編2日目・虚西のセリフ
★2012年5月28日up★